NDFの仕組みを教えて下さい

法人取引でNDFの活用を検討しております。複数銀行で取扱いをしているようですが、やはりレートは各行毎に違うのでしょうか。また、決済レートは決済日の2営業日前に決定されるようですが、それは何故なのでしょうか。現物の送金に合わせて、決済日当日にレート決定することが出来ないのは、一言で言うと「市場が違う」ということなのでしょうか。

投稿日時 - 2004-08-31 17:54:35

QNo.983381

ntd

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

> 脇が甘いのかどうか判断に非常に苦労しております。

何百ポイントも上乗せされるような脇が甘い会社は、フォワードの理論値も計算しないどころかリアルタイムレートも知らないような会社です、且つ対象が相当マイナーな通貨じゃないと難しいと思いますから、ちょっと極端な例でした。
2行以上を実際に使ってみるのがベストでしょうけど、とりあえずリアルタイムのレートと金利は知っていて理論値計算程度をやってれば、そんなに乱暴なレート提示は無いと思います。


> 監査法人によっては、この2営業日のズレ、並びに「市場が違う」ことによるベーシスリスクの存在を問題視し、「為替予約と同等とは見做さない」「CFが固定されていない」という見解をするらしいと聞いてます。

スミマセン、会計のことは全く詳しくありません。
実はNDFの細かいフローがどうなるのかも知らないです(^^;

◆01月01日
現地通貨の現在レート 100円

◇対取引先
輸入契約
現地通貨建てで3ヵ月後に100万通貨単位支払約束

◇対銀行
3ヶ月後受渡しのフォワードレート 99円 (1)
3ヶ月後に100万通貨単位買う予約実行。
(=9900万円で予約)

◆03月01日
現地通貨の現在レート 105円

◇対取引先
1億500万円で100万通貨単位を調達(2)
100万通貨単位の支払実行

◇対銀行
セトル105円円で決済。(3)
差損益600万円が発生。

◆03月03日

◇対銀行
差益600万円を受領


こんな感じになるんでしょうか?
根本的に認識が間違っていたらスミマセン。


> 「市場が違う」とは、実際の送金時のエクスチェンジ(外貨と円)レートとは違う仕組みなのですよね、という意味です(言葉足らずかな。。)

上のフローで認識間違ってなければ、(2)と(3)が異なる可能性があるという意味ですね?
確かに『「市場が違う」ことによるベーシスリスク』は存在するから(相対なので市場と言うのが適当かわかりませんが)、CFは固定はされてませんね。細かいことですけど(3)の時点から2営業日は、ヘッジ効果分の600万円は一旦持ち出しになって若干キャッシュフロー圧迫する感じしますし。
監査法人の仕事としてはその指摘は適切なのかもしれません。

ただ私は会計知識が無いので、「為替予約と同等とは見做さない」が、実務的に何がどうなると言ってるのか、わかりません。
理屈としてはフューチャーズ(CMEなど公設市場の通貨先物)で為替ヘッジする場合と同様の扱いになると思われます。ただ例えば、予約した全額がオフバランス扱いされるなんてことは無さそうです。
下記に東京情報大学の先生が書かれている「先物為替予約取引における会計処理の研究」というサイトのURLをご紹介致しますので、参考になるかご覧になってみて下さい。私は第三章を流し読みした程度でモノを言っておりますが、評価はntdさんの方が適切にできるんじゃないかと思います。

公設の金融先物市場は、実需者の利便性を考えればオーダーメイドできる銀行の為替予約に劣る筈です。にも関わらずわざわざ海外の金融先物市場で為替リスクヘッジする日本の企業があるのは、多くの場合コストの問題だけです。

同様にNDFの存在意義を考えると、実需者にとっては当然普通の為替予約を使った方が便利だということが前提であって、為替予約がどうしても使えくてヘッジが困難な通貨の場合に使う取引のようですね。
為替予約と比べれば何かと問題はあるのかもしれませんが、ヘッジをしないことと比べれば、収益の安定の為には使わざるを得ないという代物ということでしょうか。


> 銀行によっては、NDFの決済レートと実際の送金レートを一致させる商品バリエーションを用意しているようですが、レート面で有利とは思えない次第です。

これは(2)と(3)が同じレートということでしょうか?
だとしたら(2)が売りで(3)が買いだからレートでは不利にも有利にもならないんじゃないでしょうか。コストは重複しそうですが。

参考URL:http://www.iic.tuis.ac.jp/edoc/journal/jhk/j12-2/index.html

投稿日時 - 2004-09-28 11:08:05

お礼

具体的で分かりやすい回答ありがとうございました。
ユーザーとして金融商品の仕組みをどこまで把握すべきかは知識と手間の問題もあり難しいとこですが、教えてgooの回答者のみなさまにはお世話になりました。
尚、NDFは送金と差金決済を同日にして、その2営業日前(上記で2月28日)にNDF決済レートを確定させるのが基本形のようです。

投稿日時 - 2004-09-29 11:16:26

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ベストアンサー以外の回答(3件中 1~3件目)

ANo.3

NDFも相対取引ですから、銀行によって提示レートには差があり得ます。可能であれば複数銀行で天秤にかけた方がいいと思います。
一応、理論値は誰が計算したってそんなに変わらないはずなんですが、特にマイナーカレンシーだと銀行によってフォワードレートなんかにも結構差があります。どこの銀行とは言えませんが、法人でも担当者の脇が甘いところには平気で数百ポイントも乗っけてたというようなことを聞きました。
利用したことがあるわけではないですが、NDFだけ特別ということは無いと思います。

「決済レートが2営業日前に決定される」というのは銀行間取引の慣習です。「決済レートを決定した2営業日後にデリバリー(受け渡し)を行う」と言った方が馴染みますが。
銀行間市場では24時間時時刻刻いろんな金融商品の取引が大量に為されていますので、その日の取引を当日とか翌日に受け渡しするというのはかなり大変なことです。取引の2営業日後にデリバリー(受け渡し)をするというのは世界的な慣習になっています。
だからこれはどこの銀行でもおそらく同じだと思います。当日決済に応じる為には銀行に立替が発生してしまうんです。
「市場が違う」は概念がちょっとわかりません。

投稿日時 - 2004-09-24 21:02:41

補足

ありがとうございます。とても参考になりました。ご指摘の通り、相対取引ゆえに自分の脇が甘いのかどうか判断に非常に苦労しております。
「市場が違う」とは、実際の送金時のエクスチェンジ(外貨と円)レートとは違う仕組みなのですよね、という意味です(言葉足らずかな。。)
というのも、監査法人によっては、この2営業日のズレ、並びに「市場が違う」ことによるベーシスリスクの存在を問題視し、「為替予約と同等とは見做さない」「CFが固定されていない」という見解をするらしいと聞いてます。このためかどうか分かりませんが、銀行によっては、NDFの決済レートと実際の送金レートを一致させる商品バリエーションを用意しているようですが、レート面で有利とは思えない次第です。

投稿日時 - 2004-09-26 21:09:10

ANo.2

1個別に国内店舗で受け、在外店舗につなぎ外為市場取引をする図式です。タイムラグ等のリスクを加味したレート呈示をすることになると思われます。
2外為部門の営業推進部署と資金調達運用部署の内外店舗連携プレイという実態でしょう。

投稿日時 - 2004-09-01 15:52:19

お礼

早速の続答ありがとうございます。よく比較すれば各行の実力・姿勢が見えてきそうですね。

投稿日時 - 2004-09-02 09:17:20

ANo.1

〔概要〕
1海外で「ノンデリバリー(デリバラブル)フォワード・NDF」という取引が話題になっています。これは取引レートとセトルメント(決済)レートの差額を、該当通貨を用いず米ドルで決済する先渡し為替取引のことです。
2この取引はフォワード(為替先渡し取引)の一種で、アジア、東欧、中南米などのマイナーカレンシーを対象に行われます。
3これは該当通貨のフォワード取引を行いたいが、
a市場が未成熟で、先物市場やユーロマネー市場が充分に成立していない。
b当局から該当通貨の国外での流通が規制されている。
c当局からフォワード取引が認可されていない。
などの理由のため、海外の企業や銀行が当該通貨で先物をヘッジすることが難しい場合に利用されます。
4つまり、該当通貨を決済に使用せず(このためノンデリバリーといわれます)に米ドルなどを差金決済に利用して、該当通貨のフォワード取引を行ったのと同等の効果を得ようとする取引です。
〔フォワードとの相違点〕
1ノンデリバリー(デリバラブル)フォワードは、いわば「米ドル差金決済による先渡しスポットのアウトライト取引」とも言えるものです。そして昨今のアジア通貨安をヘッジするためには、「将来の当該通貨売り/ドル買い」の取引を現在行います。将来、時勢(決済)レートが下がってしまった場合には取引レートとの差額を相手側より受け取れることにより、当該通貨の下落リスクをヘッジすることができます。
2通常のドル・円フォワードなどと異なる点は、
aフォワード(直物と先物を同時に行う取引)ではなく、アウトライト(単独での)取引として行われること。
bよってポジションクローズには、再びアウトライトの反対売買を行うこと。
c決済時の差額は米ドル換算でフィックス(値決め)し、米ドルで受け渡しを行うこと。
などです。
〔実際のアジア通貨取引と東京市場〕
1アジア通貨の場合、1995-6年頃から米銀の香港・シンガポール支店が中心となって取引を開始し、現在では地場銀行や邦銀現地支店も取引に参加しています。取引量もこの2年ほどで6倍近くに伸びているようで、主に台湾ドル、韓国ウォン、中国人民元、インドルピー、ベトナムドンなどが取引されているようです。
2これらマイナーカレンシーの為替先物相場のヘッジに大変有効なノンデリバリー(デリバラブル)フォワードですが、昨今のアジア通貨安に伴い活発に行われたこの取引が、急激な相場下落を更に加速させる一つの要因になったとの見方もあります。

3なお日本国内でこの取引を行うことは、決済に差金を用いる点が刑法の賭博罪に抵触するとの解釈があり、事実上禁止されています。このため邦銀各行は海外支店にオーダーを回し、そちら経由で取引を行っているようです。

投稿日時 - 2004-08-31 18:40:44

補足

丁寧なご回答ありがとうございます。質問が稚拙だったかもしれませんので補足させて下さい。このNDFは各銀行が独自に相対で相場を形成しているのでしょうか?つまり、各行でNDFレートは違うのでしょうか?それとも結局、公示値みたいなものにレートが収斂しているのでしょうか?

投稿日時 - 2004-09-01 09:13:55

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