「終える」と「終わらせる」

日本語を勉強している韓国人の友人から、「仕事を終える」と「仕事を終わらせる」の違いについて質問されたのですが、恥ずかしながら、このニュアンスの違いをうまく説明することができませんでした。
基本的には同じことを表している気がするのですが、「終わらせる」は使役表現が入っている分、単に「終える」より、エネルギーや集中力をさらに使っているときに使うイメージがあります。(素人考えで申し訳ありません。)
実際、日本人はどのように使い分けているのでしょうか?
(※文法的な説明なんかもあると非常に助かります。)
よろしくお願いします。

投稿日時 - 2009-01-10 01:59:16

QNo.4618036

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

こんにちは。

>>>文法的な説明なんかもあると非常に助かります

「文法的な説明」とは言っても、質問者様がおっしゃっていることに少し付け加えるぐらいです。

終える = 他動詞であり、1つの単語
終わらせる = 「終わる」の未然形 + 使役の助動詞「せる」

あとは、文法ではなく各論、すなわち、意味や具体的な用法の話になります。


>>>
基本的には同じことを表している気がするのですが、「終わらせる」は使役表現が入っている分、単に「終える」より、エネルギーや集中力をさらに使っているときに使うイメージがあります。(素人考えで申し訳ありません。)


たしかに、「終わらせる」には、積極的に終了状態まで持っていくという雰囲気がありますよね。
しかし、
「この仕事は明日の朝までに終えないと、まずい。」
という文は、普通の日本語ですよね。
これを見てみると、「終えないと」は「終わらせないと」と同様、積極的な感じがしませんか?


「終える」の意味は、
a.終わらせる
b.自然と終了する (あらかじめ決まっていた期日が来るなどして)
の2通りです。

つまり、
「終える」には、大きく分けて2つの意味があり、
「終わらせる」には、1つの意味しかありません。

bの意味になる例としては、
「父は65歳の誕生日を以って、サラリーマン人生を終えた。」
「学校は期末試験の時期を終え、夏休みに入った。」
などがあります。


「仕事を終える」の意味としては、
「仕事を終わらせる」と「仕事の時間が終わった」の両方が候補となります。
状況によって、どちらの意味であるかが決まります。


以上、ご参考になりましたら。

投稿日時 - 2009-01-10 06:26:15

お礼

なるほど!
たしかに「終える」のほうが「終わらせる」より意味が広いですね。
例文もあって大変わかりやすかったです。
どうもありがとうございました。

投稿日時 - 2009-01-10 21:28:20

ANo.1

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ベストアンサー以外の回答(2件中 1~2件目)

ANo.3

「終える」は動詞ですが、これは単体でものごとを終わらせるという使役的な意味を持ちます。
一方「終わらせる」は、品詞分解すると次のようになります。
終わら(動詞「終わる」の未然形) + せる(使役の助動詞)
こちらは動詞が助動詞を伴って使役形になっているわけです。

「終える」と「終わらせる」の使い分けについては特段のルールはありません。
「この仕事を終えたら皆で飲みに行こうよ」
「この仕事を終わらせたら皆で飲みに行こうよ」
どちらもまったく同じ意味です。どちらを好んで用いるかは人それぞれです(ちなみに私ならこの場合、「この仕事が済んだら‥」と言いますが)。

ただし、「終える」には自動詞としての用法もあります。
- 例 -
マルクス主義は既にその歴史的役割を終えた。

これは「終わった」ということです。したがって、これを次のように言い換えると意味がおかしくなってしまいますから、注意が必要です。
「マルクス主義は既にその歴史的役割を終わらせた」

投稿日時 - 2009-01-10 09:40:54

お礼

>(ちなみに私ならこの場合、「この仕事が済んだら‥」と言いますが)
言われてみれば、「仕事を済ませる」という表現もできますよね。
「終える」「終わらせる」ばかりに集中しすぎて、ほかにどう言い換えられるのかを考えるのを忘れていました。
ぜひ友人に話してみたいと思います。
ご丁寧な説明、ありがとうございました。

投稿日時 - 2009-01-10 21:44:02

ANo.2

助動詞「せる」は大辞林によれば
(2)(自動性の動詞に付いて)他動性の動作の働き掛けを強調する。
「時計の針を二〇分ほど進ま〈せる〉」
とあります。

「終える」は他動詞
「終わらせる」は「終わる」(自動詞)+「せる」

自動詞の「終わる」(4)は「終える」と同義であり
さらに(5)の「最後まで」という意味もありますから
いずれにせよ「せる」でさらに働きかけを強調すると
おたずねの通り[エネルギーや集中力をさらに使っている]
という風になりますね。

(4)(「…を終わる」の形で)しまいにする。おえる。
「以上で私の挨拶(アイサツ)を―・ります」「これでニュースを―・ります」
(5)他の動詞の連用形の下に付いて,その動作が最後まで行われることを表す。しおえる。…て(で)しまう。「本を読み―・る」「昼飯を食べ―・る」

投稿日時 - 2009-01-10 08:07:38

お礼

助動詞「せる」は「使役」を表すということしか知らず、「他動性の動作の働き掛けを強調する」という役割もあるということを、ej_honyakuさんのおかげで初めて学びました。
やはりネイティブだからといって日本語のことを全て理解しているわけではないんですよね…もっと勉強して、日本人として恥じない程度の正しい日本語の知識を身につけていきたいです。
ありがとうございました!!

投稿日時 - 2009-01-10 21:36:34

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